病棟で働く看護師のスキル

看護師の代表的な職場である病院ですが、中でも外来と病棟では業務内容が異なります。
ここでは、病棟について見ていきましょう。
病棟では2交代制、または3交代制のチームを組み24時間体制で入院患者の看護を行っています。
業務の種類は、患者の世話や注射などの医療処置、医師や理学療法士との連絡や調整、カンファレンスなどさまざまですが、患者を心身両面からサポートし苦痛や不安の解消に努め、できるだけ早く回復させることが主な仕事です。

病院によって分類は異なりますが、病棟には小児科や内科、外科、産婦人科、精神科などがあり、それぞれの科によって必要とされる看護の内容も変化します。
例えば、小児科ではケガや病気を治療するだけでなく、子供の健やかな発育が保障される環境を整えなくてはいけません。
また、内科病棟では長期間の入院や慢性の病気を抱えている患者が多いため、入院中にこれまでの生活習慣を改善してもらったり、退院後も病気の再発を防ぐため普段の生活について指導していくことも大事な仕事です。
産婦人科では喜ばしい生命の誕生ばかりではなく、場合によっては合併症などのリスクが伴う出産があったり、切迫早産もあります。
障害を持った赤ちゃんが生まれた時には、特にきめ細やかなケアが必要になります。
このように所属する科によって変化に対応していかなければいけない看護師ですが、どのような想定外のことが起きても冷静に対応できる判断力は、共通して求められるスキルです。

もちろん看護師が活躍できる職場は、病院以外にも存在しています。
それらを知りたいのなら、「選べる看護師の就業施設大紹介」にアクセスしてみることをおすすめします。